節電方法紹介

こまめにスイッチオフして
待機電力をカット!

家電製品を使用していなくても、コンセントを差しているだけで消費されてしまう電力のことを「待機電力」と言います。近年は待機電力の少ない家電が増えて、以前に比べると待機電力量も減ってきてはいますが、省エネルギーセンターから出された平成20年度の「待機時消費電力報告書」では、いまだに全消費電力の約6%を待機電力が占めていると報告されています。これは、電気料金に換算すると年間約5000〜10000円にもなる計算です。

待機電力が多い家電製品の代表的なものには、リモコン操作をするテレビやDVDレコーダーなどのAV機器があります。コンセントを抜いてしまうとリモコン操作ができなくなったり、時計に狂いが生じる場合があるため、必然的に使用していない時でもコンセントを差したままになります。また、意外に待機電力を消費するのがガス給湯器。一般的な給湯器のパネルを365日つけっぱなしにすると、使用していなくても、年間約1200円ほどの電気代がかかります。そのほか、オフィスであれば、コピー機やシュレッダーなども待機電力が高い電化製品になります。

コンセントを抜いても特に支障のない家電製品は、まめにスイッチオフすると待機電力を大幅にカットできます。コンセントを抜きやすいよう、差し込み口を家電製品のそばにして、家具家電で隠れてしまうことのないようにしましょう。また、個別スイッチのついた延長コードは待機電力対策にとてもおすすめ。いちいちコンセントを抜かなくても必要な個別スイッチを切ればいいので、それほど手間を感じずに節電することができます。ちょっとした工夫と少しの手間で、効果的な節電を心がけましょう!

電気の基本料金を見直して
節電&節約に!

電気料金には基本料金があります。この基本料金の基準となっているのが「同時に使用できる電力量」を表している「基本アンペア数」になります。一般家庭だと10Aから60Aぐらいまでの設定が一般的で、15Aなら405円、20Aなら540円、40Aなら1080円といった具合に、基本アンペア数が上がれば上がるほど、基本料金は高くなっていきます。つまり、基本アンペア数を見直すと、毎月固定で支払う基本料金を減らすことができます。

消費電力の多い家電製品をいくつも同時に使用することがない限り、高いアンペア数は意外と必要のないものです。では必要な基本アンペア数は、どのように決めればよいのでしょうか。

それにはまず、家電製品の消費電力量を調べます。消費電力の多い代表的な家電製品は、エアコン15A、電子レンジ10A、ドライヤー10A、炊飯器8Aなど。そのほか、常時動作させないといけない冷蔵庫は約1.5Aとなっています。次に、家電製品を集中して使う時間帯にどの程度の電力量が必要になっているかを確認します。冷蔵庫をつけ、照明をつけ、エアコンをつけて電子レンジを使うと、最低でも30Aが必要です。けれども、電子レンジを使う時にはエアコンを消すなどのちょっとした工夫で、基本アンペア数は20Aでも充分な計算に。アンペア数を減らせば、同時に使える電力量が少なくなるので、必然的に節電意識も高まります。最近は消費電力の低い省エネ家電も増えていますので買い替えの際は参考にするとよいでしょう。

基本アンペア数の契約変更は、電力会社へ電話をするだけで簡単に行なえます(簡単な工事が必要な場合もあり)。ただし、1度変更すると1年間は変更できない年契約になっていますので、しっかり見直した上で、変更するようにしましょう。

消費電力の多いエアコンは
工夫次第で大幅に節電可能!

電気を使用するには「発電」と「送電」のふたつの仕組みが必要です。

エアコンは、消費電力の4分の1を占めると言われている電化製品。というわけで、エアコンの設定を見直したり、環境を整えるだけでも大幅な節電に繋がります。

簡単にできておすすめなのは、設定温度の調節です。暑い時期、日中を快適に過ごすためにはエアコンは不可欠な存在ですが、エアコンの効き過ぎで室内ではカーディガンが手放せない、なんて人もよく見かけますよね。これでは、電力の消費が大きいうえ、健康にもいいとは言えず、電気にとっても人にとっても「もったいない」結果になってしまいます。

利用機器や環境によっても多少の差はありますが、じつは、設定温度をたった1度上げるだけで約10〜13%もの節電になります。節電のための設定温度は、26〜27度がめやす。オフィスなどでは、さらなる節電を目指して28度に設定しているところも増えてきました。

さらにエアコンと一緒に扇風機やサーキュレーターを回すと、空気が循環するので冷房効率が上がって節電に。同じ気温でも風の強い日は涼しく感じるのと同じ原理で、体感温度は2度ほど下がると言われています。28度では少し暑いかなと思っても、扇風機と組み合わせることで26度並みの体感温度になり、快適に過ごすことができるのです。

そしてもうひとつおすすめしたいのがフィルターの掃除をまめに行なうこと。フィルターが汚れていると風量が弱まり、冷房効率は15〜20%も下がってしまいます。これは、電気代にすると約5%も増える計算です。2週間に1回程度は掃除するようにしましょう。

さまざまな節電方法があり、効果もしっかりと出るエアコンの節電。ぜひぜひ日常的に心がけておきたいですね。

電力未来物語