電力未来物語

LEDとブルーライト


現在急速に普及しているLED照明は、青色LEDと他の蛍光色素を反応させて白い光を生み出す方法が主流です。そのため生体リズムに関与している細胞に影響を及ぼすブルーライトが多く含まれています。

ブルーライトは自然光にも含まれており、朝、太陽の光を浴びることによりサーカディアンリズム(体内時計、24時間周期のリズムのこと)を整えてくれます。そのため時差ボケなどには昼間の太陽光に含まれる強いブルーライトを浴びることが効果的と言われています。

加えて、LED照明は眠くなりにくく集中力が増すという研究結果もあり、仕事場や学校などには適した照明とも言われています。

しかし、夜遅くまでLEDを使った液晶ディスプレイのPCやスマートフォンを使用してブルーライトを浴びていた場合、睡眠に関連のあるメラトニン生成が抑制され、なかなか寝付けなくなりサーカディアンリズムが狂い、睡眠障害や精神障害が起こる可能性や内臓疾患へのリスクも高まると指摘されています。

ブルーライトは網膜にまで達する強い光なので、多くの光を浴び続けると眼精疲労や痛みのみならず、失明の可能性のある眼病の原因になる場合があります。厚生労働省のガイドラインでも「1時間モニターを見たら10~15分程度の休憩、その間も1~2回休憩を取りましょう」ということが推奨されています。

そのため、VDT(デジタルディスプレイ機器)作業をする必要がある場合は対策として、休息を取ることはもちろん、ディスプレイの明るさを調整することも有効とされており、ブルーライトを低減させる液晶の保護シートやブルーライトカットメガネなども注目を浴びています。

これらはまだ研究段階のものが多いとは言え、浴び過ぎは体調不良へつながる可能性が高そうです。色々な電子機器は気をつけて使いたいですね。

最近では、無電極ランプ(LEL)が新しい照明として評価が高まっています。無電極ランプ(LEL)は高効率で演色性に優れた三波長蛍光体なので自然な光で物が見え、身体にやさしい照明と言われています。

2015.02.12